正化三十一年。メディア良化法に基づき、国内で武力闘争が起きている時代の話。


　

図書館戦争 (2006/02) 有川 浩 商品詳細を見る

　図書館と銃を交えた闘争。もっとも縁遠い組み合わせが、非現実的ではあるけれど、あながち否定できない設定。変にリアルだ。

　小説では２０１９年辺り。平成ではなく正化という年号だった場合の話という設定らしい。

　主人公笠原郁は、高校生の時に関東図書隊によって、助けられたのを機に、自身も関東図書隊入りし、王子様を探し、本を守る戦いに身を投じる。

　まずは第一話だけど、導入ということで、世界観、登場人物の説明。まだきちんと飲み込めないけれど（特に階級とか）概ね掴みは良好。

　絵も今期のアニメの中では万人受けの分かりやすい作画だと思う。

　ヒロインの郁の中の人とか全然知らないなぁ…。でも聞きやすいし、演技力（山猿化？）する辺りとかも上手だったと思う。

　冒頭の郁の思い出と、それを重ね合わせて行動する郁。そして普段毛嫌いしている堂上に王子様と同じ台詞で助けられたりと、構成としてはうまかったと思う。

　最後の涙のあたりとか、玄田から堂上が郁の事を心配していたとか、そういうエピソードも心温まっていいですね。

　原作は完結しているようなので、１２話安心して見れそうだ。