兄貴…｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
　
　

機動戦士ガンダム00 2 (2008/02/22) 宮野真守、三木眞一郎 他 商品詳細を見る

冒頭は、トランザムシステム発動の回想。というかネーナは一人で脱出。生活力なさそうだし、あっさり鹵獲されそうな印象が。とはいえサーシェスはどうやっていとも簡単にツヴァイのデータを書き換えたのか？
　
　テロリストもIT強くないとやってられないんだろうか？これもアレハンドロの指示か？

　イオリア・シュヘンベルグは殺されていたけど、トランザムを残した。何か第一期でまとまって終わりそうな雰囲気すらしてきた…。

　宇宙には二度と戻れない、といった割には2週で帰還。ラグランジュポイントの資源衛星で繰り広げられるソレスタルビーイングと合同軍の戦い。

　現存は26機だが、新型装備を手に入れたソレスタルビーイングによって、また何機か犠牲が。コーラはあんまりというか、彼らしい退場の仕方でした。

　この擬似太陽炉搭載型も、次の第二期辺りでは量産機になっているような気がする。鍵を握るのは五つの太陽炉ということか。


　アリー・アル・サーシェスの名を聞いて、静かに怒りを燃やすロックオン。家族を殺した悲劇のテロの首謀者。まさに捨て身で戦うロックオン。デュナメスのトランザムを用いずに、生身でアリー・アル・サーシェスを狙い撃つ。

　デュナメスを返した、というのはロックオンがガンダムマイスターではなく、ニール・ディランディとして、敵を討つという意志の表れでしょうね。

　これで、本当に墓参りのシーンで出てきたロックオンと外見が同じ人が、ガンダムマイスターになっていたら…。しかも中の人も同じだったりする。でもロックオンの家族は他にいない、かつロックオンも知っていたから、直接一緒に住んでいなかった従兄弟辺り？　でもそれだと顔を合わせない理由にならないような…。

　一矢報いるも、サーシェスは倒せず。間接的ではあるにしろ、ロックオンまで死に至らしめるテロリスト。メインキャラ殺しで、これで四人目か…。

　最期、遠く地球をロックオンして、死んでいくロックオン。たぶん爆発に巻き込まれなくても、生きる気力がもう失われていたのかもしれない。世界を止めて、ってこういう事なのか。


　おまえら…満足か？こんな世界で。俺は…嫌だね……
　
　それでも、紛争根絶の為に精一杯戦ったロックオン。最後に本音をぶつけ合って戦い、力尽きる。せめて万全な状態だったら、勝てただろうに。

　ロックオンの死、とみんなの反応が切なすぎる。デュナメス帰還に関わらず、ハロがロックオンの名前を呼び続ける。

　感情を露にしないフェルトも、涙を流す。ようやくまとまりかけていたマイスター同士も、ロックオンという精神的な柱がいなくなったのは大きな痛手。

　全50話だとしても、まだ半分いってない状態で、メインパイロットが戦死するとは…。黒田脚本すごいなぁ…。種運命だったらオーブ陣営のメインだから、アスランかカガリが戦死するくらいの衝撃度なのでしょうか。

　
　見直したい話だった。これからラスト2話でどんどんキャラが死んでいくのだろうか。サーシェス辺りはちゃっかり生き残りそうではあるが。

　グラハムがこの激闘で取り残されているな…。擬似太陽炉搭載型フラッグは出てくるのか？　たった一人逃げたネーナは？　

　終局への加速する物語。次回はアレハンドロも何やら乗っているし、終わりが読めなくなってきた。

　EDのテロップの、一人空白が挿入されているロックオンと三木眞一郎が、もう存在が別であることを思わせる。

　一番大人のようでいて、心底テロを憎んでいて、家族の仇をとらないと前に進めないと言ったロックオン。ガンダムマイスターになるのはあまりに純粋だったが、それは敵討ちが全てという危ういものであった、ということなのだろう。