前回の遊園地エピソードで、佐藤がフレイムヘイズになれるのか…と拘っていた。今回はその続き。

灼眼のシャナ〈8〉 (電撃文庫) 高橋 弥七郎 (2004/10) メディアワークス この商品の詳細を見る

　鍛錬を積み重ね、力をつけてきた悠二。佐藤は焦りを感じ、マージョリーの力になるべく、鍛錬をしてもらうように頼むが…。


　そこで出てきたのは、マージョリーの過去の話。そこは、大恐慌後のニューヨーク。みんな本当に数百年こんなことを繰り返していたんだ…。

　数百年に及ぶフレイムヘイズと紅世の徒の戦い。その最中の一点。大恐慌後のニューヨークで、マージョリーはユーリィという名の見習いフレイムヘイズと出会う。

　移民船を紅世の徒に沈められて、それから人々を守ろうと決意したユーリィ。人間としては立派かもしれない決意は、フレイムヘイズにしては狂いそのものといえた。

　沈んだ船のモデルは、もろタイタニックですが、時代的なものであいませんな。

　紅世の徒アナベルクと戦うマージョリー。久しぶりにアクションシーンが出てきました。次回もマージョリーの過去の話か。

　マージョリーは佐藤をユーリィと重ねているのか。すると結末は何やら悲劇的な予感です。