いつもお気楽トラブルメイカーの三枝葉留佳。
しかし、彼女にはとんでもない秘密が隠されていた…。
時代錯誤も甚だしい家に不義の双子として生まれた片割れ葉留佳。父親違いの姉である佳奈多。二人合わせてはるかかなた。中の人も同じだし、同じ髪飾りしてるし、何となく外見も似てるし、もしかして入れ替わりネタを使ってるなと思ったら案の定だった。
二木と三枝。複雑な家の因習に囚われた彼女たちの母は二人の男に抱かれ、別の父親を持つ双子を産む。
二人はいつしか区別され、佳奈多は葉留佳を疎み、苛め抜いていくようだったが…終盤にどんでん返しが。
最初はこのあまりに憎みあった姉妹をどう決着をつけるのかwktkしながら読んでました。
途中からかなり痛々しい話になり、最後の方は彼女らを取り巻く環境のあまりの酷さ、悲惨さに憤りに憶えました。
最後、二人はようやくマイナスを押し付けあうのでなく、自分の居場所を奪い合うのではなく、認めて自ら作り出していく事で、解決を得ました。
姉妹とその両親は複雑ではあるけれど、三枝の本家のつまはじきに遭おうとも、この二人なら乗り越えていける。そしてそのようやく彼女らしい笑顔を取り戻した葉留佳の隣にいることができたなら…と。
ヒロインの性格がぶっ飛んでいたため、（もっともkeyのヒロインはどれも普通じゃないけれど）、話が落ちていくときの差がすごい。これもkeyのゲームの特徴ですね。
双子で罵りあったり、存在を否定しあったりとかなりハードなシナリオだった。だからこそ和解に至った過程は褒められるものだし、これを上手くまとめたのはシナリオライターの妙だね。
CGは概ねよかったんだけど、やはり目が大きいヒロイン造形。どこかおかしい…ｗ でもこれは今に始まったことじゃないか…。
最後は和解できて本当によかった…（；´Д⊂） でもこれもよく練られたシナリオだったねぇ…。
ようやくCGも51％まで。続いて美魚シナリオに向かいます。
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