2007-09-03 Mon 01:38
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幸せそうな笑顔。
ちょっとぼんやりしたような台詞回し。 コロコロ変わる愛くるしい表情。 人よりも幸せを見つけるのがちょっと得意な目。 周りの人を幸せにしてくれそうな彼女。それが神北小毬の魅力。
小毬ルートに突入すると、次第に明らかになってくる小毬の幼い頃に封印された記憶。 亡くなった兄拓也。その事実をゆめとすることで、彼女は自らの心が壊れることを押さえていたのだが、ある日たまたま雨の日の排水溝にあったネコの遺骸を目にし、小毬の心は壊れてしまうのだった。理樹と亡き兄を混同し始めたのである。 小毬がボランティアをしている先には、神北小次郎という老人が入院しており、彼はどうやら小毬の祖父。そして小毬の祖母であるこまりもまた同じように肉親の死を契機に心を壊してしまった事があるようだ。 もはや遺伝的な心の繊細さというべきなのだろうか…。 心の奥底にゆめとして封印していた記憶。それと現実をつなぐ唯一の証拠が、兄拓也が死ぬ間際に残してくれた絵本だった。 それは物事を忘れてしまうにわとりの話。それはまるで今の小毬をなぞっているようでいて、それでいてそうではないけないので前に進めと言っているようで。 理樹は壊れてしまった小毬を救うため、幸せな結末に至る「マッチ売りの少女」を書いた。最後の一ページは空白のままだったけど。 兄の遺志をようやく汲み取り、小毬は兄の死を理解し、前に進むことができた。 そして、ようやく小毬にあの幸せな笑顔が戻る。 小毬が最後に書き加えた一ページ。それは、マッチ売りの少女が新たな幸せを求めて、生きるという終わりであった…。 前半のいじられ娘の小毬とのギャップがすごい。ヤンデレというかあの光のない目とかは怖いねぇ…。 死んだ兄を心に封印した小毬。今回もヘビーな展開の過去を持っているヒロインたちがいっぱい。 それにしても小毬の私服姿がすごくゴシックロリータっぽかったな(*´Д`) だが、それがイィ(*´Д`) さて次は、三枝葉留佳シナリオ。すごく騒がしいトラブルメーカーのようですが、何かワケありなんだろうねぇ、この娘も…。 スポンサーサイト
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