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ひぐらしのなく頃に祭 澪尽し編①
2007-03-26 Mon 00:31
 PS2版最後のシナリオ澪尽し編。およそ読了まで16時間かかりました。やはり声付きはスゴいな。


 以下概略と感想など。


 
 澪尽し編は今まで圭一たちが乗り越えてきた惨劇の芽が一遍に襲ってきたというある意味最も困難なルート。

 詩音の疑心暗鬼。間宮リナの美人局。北条鉄平の帰宅。そして鷹野三四による終末作戦。これら全ての難関に、今までの世界の記憶を紡いだ梨花。そして圭一が立ち向かって行く。


 とはいえいろいろな惨劇の芽を潰したつもりが、次の惨劇の種がばら撒いてしまうこともあり、なかなか苦難のルートでした。

 ただPS2版シナリオを書いている人の趣味なのか、詩音―沙都子の話は他の人より深く書かれていたような。逆にレナの出番は殆どありませんでした。

 またこのシナリオは圭一が魅音の婚約者として誤解されるなど、明らかに原作者の竜騎士07氏の圭×レナ路線ではなく、圭×魅音ルートになってました。圭一は主人公格で、視点になったこともあったけど、これは流石にレナ哀れ…(´・ω・`)

 とはいえ祭囃し編が圭一・レナがあまりに活躍から乗り遅れていたから、圭一のピックアップはいいかもしれませんが…。まあ、これはきっとシナリオライターの趣味としかいいようがないんじゃないかと(えー

 圭×魅、悟×詩という園崎姉妹GoodEnd的な寄りのシナリオ。特に詩音に関しては、魅音との和解の後、再度疑心暗鬼をもたげるも、沙都子によってその疑心暗鬼を振り払われ、思いやりの心を身につけるという流れ。何気に祭囃し編より出番が多いですが、自分は祭囃し編の方がシンプルでよかったかも。



 シナリオの本筋に入ってからの感じは祭囃し編と大体同じ。ただ違うのはやはり死人が多く出ていたということだろうか。

 鉄平やリナといった憎まれ役も死に、恐らく山狗も描写はされていないものの、死者が出たかもしれない。伏線シナリオで粉塵爆発の恐ろしさを語っているし、まず小此木たちは無事はすまないだろう。


 ご丁寧に鷹野三四も血塗れになっているCGがあったりした。最後は本筋とはだいぶ変わって、梨花と鷹野の最終決戦。


 ただ何というか、あまりに奇跡を乱発し過ぎ。祭囃し編もお祭り騒ぎ的に次から次へと圭一側にとって上手く事が運んでいったのにも( ゜д゜)? とはなるけど、終盤に近づくに連れて、圭一や梨花が弾丸を避けたりとかで、まさに奇跡のバーゲンセール状態。ありがたみないだろう…。

 もっとも奇跡というものの捉え方が違う為であろうと思われる。奇跡はメッタに起きないこと、ではなく信じることが奇跡を起こすというのが澪尽し編の大前提なのだから。それでもそういった奇跡のバーゲンセールに至るまで、梨花は何度も挫けそうになり、挫けて、絶望に打ちひしがれた。

 そして仕舞いには、皆殺し編で最後まで奇跡を信じなかったのは、羽入ではなく、実は梨花だったという解釈に。それはちょっと無理があるような気がするが、これもIFの大団円として捉えるならよしとする。

 というか象徴的なのは羽入の扱いで、祭囃し編はジジ抜きの欠けた一枚で、澪尽し編では、ババ抜きのジョーカーで余り者。それ故に最後は消えてしまうのである。

 ここで原作者と今回のシナリオライターの決定的な終わりへと至る物語の考え方の違いがあり、それは違うEDを銘打つ為には仕方がないかもしれない。


 まず祭囃し編は、誰一人死なない。死人が出て欠ける世界を竜騎士07氏が避けていた。それは圭一たち側であっても、鷹野・山狗部隊にしても、鉄平・リナといった嫌われものたち・村人や園崎組のヤクザに至るまで。それどころか終末作戦は、祭りが始まる前に片付き、村人を2000人を抹殺する作戦があったことすら村人たちは知ることなく、綿流しを迎えるというハッピーエンド。そして隠れシナリオでは鷹野三四の心が救われるエピソードがある。

 これは殺人・死を扱うノベルゲームにおいて稀有の存在といっていいし、竜騎士07氏が連続怪死事件を扱うゆえに、最後のシナリオは誰も死なない、シナリオを書いたのだ。結局誰かが死んだらやはり哀しまない人はいないという竜騎士07氏の願いみたいなものが篭っていると思う。


 祭囃し編にあって、澪尽し編にないエピソードは他にもある。赤坂・葛西・入江といった大人たち個々人のぶっ飛んだ演出の数々。これはまさにお祭り騒ぎ的なもので、爆笑あるいは涙が出そうになること間違いないので、PC版をやって確認してもらいたいくらいである。

 そして最後のシーンの富竹。あれはカットしてほしくなかったな。まぁあまり接点がないような描かれ方をしていたから仕方ないのかもしれないけど。

 そして何と言っても、前半部分に当たる鷹野三四の過去エピソードが丸々削除されている。これはあくまで圭一や梨花が主人公であるため。恐らく祭囃し編の形で言うならば、間違いなく主人公は三四&梨花になっていた。三四の生い立ち部分がカットされており、三四=悪役が完全になりたってしまっている。

 これはありとあらゆる人物にはその背景には奥深いシナリオがあるという一面を無視してしまっている。きっと三四の過去のエピソードや、三四と富竹の遣り取りとかを見ていたら、多くの人は鷹野三四が凶行に走る理由が分かり、理解を示したり同情する人もいるかもしれない。
 実は鷹野三四はひぐらしの裏ヒロインで最凶のヒロインでもある。その生い立ちは沙都子に匹敵する苛烈なものがあり、運命に抗おうとする意志は圭一を一時しのぐ。そして神にまで挑戦しようとし、そして垣間見せる人間的な脆さ。多分この辺りは祭囃し編の方がよく描かれている。


 以下続きます。
 
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