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ひぐらしのなく頃に祭 皆殺し編②
2007-03-24 Sat 03:33
 そして今日は皆殺し編を最後まで。

 梨花が殺される日がやってくる。


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 しかし、梨花は今まで繰り返してきた時とは違い、精一杯運命に抗おうとする梨花。そして部活メンバーたち。

 余談だけど、どうしても圭一(保志総一郎)運命なんて簡単に覆せるとか、金魚すくいの網より薄く破れるとかいうと、某MSとそのパイロットが脳裏を過ぎるんだよなぁ(マテ


 梨花は今までの伏線とも言うべき裏側の事情を圭一たち部活メンバーに話す。作者も荒唐無稽というか、よくぞ考えたというか…。物凄い、とんでもない設定が飛び出してきます。とても中小学生が解決できる話じゃないですね。

 そして羽入が梨花に死を予告し、迫り来る山狗。鷹野の裏切りによって、終末作戦が決行される。

 悪役として鷹野三四が燦然と輝いていました。PC版やった時も憎たらしくてしょうがなかったのですが、その後の祭囃し編をやると少々考えさせられます。が、ここは鷹野三四がその悪の面を前面に押し出してくるのです。本当にいい悪党ぶり。

 そして、奮戦虚しく射殺されてしまう部活メンバー。一時は自衛隊の一部から選抜された暗殺部隊である山狗すらも互角以上に戦いのけるも、圭一が銃殺されて、一気に捕らえられ……もう涙。この時の悲愴感といったらなぁ…。

 圭一たちが死に、梨花は生きながら、意識を持ったまま腹を割かれて腸流しをされる。
 訪れる死。そして先に死んだ仲間たちに迎えられ、次の世界へと向かうのだった。

 その後、自衛隊を初めとする終末作戦の決行により、雛見沢住人は皆殺しにされてしまうのだった…。
 

 またしても、運命に敗れてしまった梨花。この記憶を引き継ぎ、最終章で神へとなろうとした鷹野の野望へと挑むことになる。


 クライマックス前の最後の惨劇。全ての種明かし。そしてカタストロフィ。

 早くこのシーンが漫画、あるいはアニメで見てみたい。たぶん規制が緩いのは漫画の方なので、梨花が腹を割かれて、仲間に迎えられる辺りは綿密に描いてくれるのだろうか。そしてその後の雛見沢の悲劇も。

 アニメ版はこの辺いともあっさり終わらせそうだな…。今度はじっくり皆殺し・祭囃しを描いてほしいと思う。


 奇跡は起きなかった。それは何故か。羽入という今回から登場した梨花にしか見えない存在が、彼らが昭和58年6月を超えられると信じていなかったから。そして梨花達が死した後、レナは羽入に訴える。

 あなたが信じていなかったから。もし信じてくれていたら奇跡は起きた。奇跡は、信じることから生まれるのだと。

 
 これはPC版をやった当初から思っていたのですが、この梨花にしか見えない登場人物羽入=ゲームのプレイヤーという構図です。レナが語りかけるのはまさにゲームをやっているその人に。

 タイトルが皆殺し編である以上、やっぱり助からない、死ぬんだろうなぁと誰もが思うはずですね。それゆえに、あなたが信じないので奇跡が起きなかったと突きつけられる。非常に上手いカラクリ構造ですよね。

 
 ようやく解明されたひぐらし世界の謎の数々。SF要素ありサスペンスありホラーありと非常に良く出来た作品だと思います。これはそれと連作だからこそ価値が上がっているように思えますね。

 ここまでで読み留まっているのは悲しいですので、早く先を読みたくなります。いかに梨花が鷹野という強大な敵に立ち向かい、誰一人欠けることなく昭和58年の夏を迎えるのか。そしてさりげない部活のあるゲームに、竜騎士07氏の願いが籠められているのを多分まだ誰も気付いていないのだった。ほんと伏線がいっぱいあるよ。ひぐらしは。

 そういった意味でひぐらしのなく頃に解第8話の祭囃し編は、最高のフィナーレの作品だったなぁと述懐。ですがそれはPC版の話で、PS2版は別のエンディングが用意されているとのこと。

 祭囃し編を最高のエンディング、真のエンディングと捉えている人たちの期待をいかによい意味で裏切ってくれるのかが今から楽しみです。やはり皆殺し編で止められたら生殺し状態だよなぁ…。

 
 某友人二名に貸したPC版は鬼隠し編~皆殺し編までなんですが(えー


 他の友人に貸したのが帰ってくるのを待つか、記念になるのでPC版を自分でお買い上げしてもらうとしましょう(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ


 とりあえず明日、PS2版の最終話「澪尽し編」に取り組もうかと。聴くところによると、圭一×魅音カップルがあるらしい。自分としては非常に楽しみ(´ω`*)


 何しろ魅音は一番不幸だからなぁ。唯一どのシナリオでも殺人に手を染めてないし、ある意味蚊帳の外キャラだから…(;´Д⊂)雛見沢御三家筆頭園崎家次期頭首という、物語のキーパーソンになりそうなのに、なれないという薄幸美少女。

 おまけに空気読めないキャラが公式にまで採用されてしまって散々なキャラ。それゆえにせめて最終章くらい、思い人と少しは報われる形で未来を掴んで欲しいものですが、さてどうなることやら。



 今回羽入役堀江由衣古手梨花役田村ゆかりが頑張ってた。前半は圭一の大演説とかの鉄平騒動があって、圭一が大活躍し、後半は梨花が運命に立ち向かおうとしていました。やはり声の力は偉大ですね。少女の梨花と百年の魔女の梨花を上手く演じ分けてるのはさすがですね。
 羽入の役は、きっと最終章で増えると思われるますので、そこで本領発揮かな?

 そして皆殺し編の悪役鷹野三四役の伊藤美紀もスゴい。特に最後のモノローグとか完全に自己陶酔している鷹野を上手に一生懸命演じてるなぁ…と。熱演てこういうのをいうのね。大演説の圭一の保志総一郎とは違う熱さの演技でした。


 シナリオ的には悲劇で、しかも最悪級の生殺し状態で終わるので個人的にはあまり好きではないのですが、前半がかなり気に入っているので、90点くらいはあげられそうです。


 それでは残りはまた明日以降。
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