2007-03-22 Thu 01:21
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休みという事でひぐらしのなく頃に祭を進めた。
今回で、ひぐらしのなく頃に祭もあと残り2編。タイトルからして物騒な皆殺し編である。
冒頭で明らかになる「ひぐらしのなく頃に」世界の仕組み。何というかメタ的な世界観というのだろうか。 今まで散々トリックとか連続殺人とか、割と現実的な答えを考えていた方々には、残念でした、という内容の今回。 その衝撃を和らげるため、先の罪滅し編で圭一が他のシナリオの惨劇を思い出すという、およそ現実的ではないシナリオ運びをして、皆殺し編へと続いた。 SF的要素が混じっていたので、何だ…と思われた方もきっといると思うけれど、自分はこの辺りになっているともう金田一シリーズみたいな謎解きよりも、純粋に文章が面白くて読み進めていった感じでした。とはいえ賛否両論あると思います。 全ては人間が起こすこと、と言われつづけたのにその一部は人ではない羽入というオヤシロさまと呼ばれる観客席にいた登場人物が加わり、さらにはフィクションの薬品や劇薬。そして病気も登場するのですから、最後は完全にファンタジーになっていました。現実的な知識…では太刀打ちできなかったのですね。 ただこの冒頭の説明文、盥回し編と憑落し編のことは何も語られてなかったですね。元々皆殺し編がオリジナルだからというのもあるのですが、それでも加筆修正はするべきではなかったかと。そうでなければ新規分は、ほんと居場所のない外様みたいな気分で…。 誤植もそのままだったっぽいし、その辺は作者監修のもと、ちゃんと書き直すべきだったかと思います。というか盥回し編も憑落し編も黒歴史扱いか、黙殺されている状態っぽいので。 さて、まずは皆殺し編も前半、最も不運なシナリオ展開要素とされる北条鉄平の帰宅を前原圭一が中心になってぶっ壊していくところまで。 前半はちょっと冗長な感じで同じことを言葉を変えて何度も言っている感じですが、そこに声優により命が吹き込まれ、何度読んでも面白い、胸躍る作品となっています。 今までのシナリオにあった悪い要素が一掃され、さらには赤坂まで登場する。赤坂の活躍はきっと最終章にあると信じたいがw 沙都子と詩音は最初から仲良しで、妹だとまで言い切るほどに。レナはリナを殺すに至らず魅音に相談し、家庭崩壊を未然に防ぐ。そして圭一は部活のお土産の人形を魅音に手渡し、詩音の疑心暗鬼が首をもたげてくるのを防ぐ。 圭一の名演説。クラスメイトに始まり、エンジェルモートの仲間、町会の頭の固い老人たちを前にして一歩も引かず説得。さらには雛見沢の母お魎を強引に説得したりと胸がすくようなシーンの連続。最後の5日目の陳情イベントも圧巻。 そして最後、強くなるという本当の意味を知った沙都子の頑張りと勇気。すごい熱いシナリオでした。目頭熱くなりっぱなしでしたから。本当にこのまま最後までゴールしてほしかったくらいだし。 全員で迎えた綿流し。これで北条家への村八分もなくなり、沙都子はようやく普通の暮らしができるようになり、物語の本当の主人公である梨花も運命と戦おうと決意を新たにするのだった。 しかし、近づく魔の手。それはルールYの打破がまだなされていなかったため。 雛見沢大災害の真相が明らかになる。この辺のカタストロフィ、声がついたらもっと悲劇性を助長するんだろうなぁ…。ある意味涙なしでは語れなくないと思う。 続きはまた明日以降 ひぐらしのなく頃に祭 お持ち帰りぃ~セット(限定版) / PlayStation2 スポンサーサイト
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2007-03-22 Thu 14:43 Delta in the Darkness
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| 根無草の徒然草 |
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