祟殺し編は沙都子の虐待から始まり、圭一が祟りを起こしてしまい、さらにはそこから圭一がL5発症し、殺人を犯してしまい、雛見沢がおかしくなったと思い込んでしまう。
圭一が沙都子の叔父である鉄平を殺害している間、もう一人の「前原圭一」が現れて、魅音たちと祭りを楽しんでいたという…。
これは魅音たちによるアリバイ工作ですな。みんなで口裏を合わせてくれて、圭一の綿流し当日のアリバイを作ってくれたのですが。
しかし、圭一はすでにそこまで気が回らず、第2の前原圭一が現れたと誤解する。これは罪滅し編のレナと一緒。
それと圭一が電話をかけたとき出た魅音は、詩音でした。これも目明し編とかやると分かりますが…。
魅音は悟史を「悟史」と呼び、詩音は「悟史くん」と呼ぶ。人を呼ぶとき、しかも好きな相手を呼ぶときだから意識しないとそのまま口から出ていくから、これくらいが見分けるポイントか。
そして、終盤。監督の自殺に大石の行方不明。さらには梨花が惨殺と、文章に引きこまれていた者にとってはパニックになりそうな衝撃が畳み掛ける。
そして止めは雛見沢大災害で村人全滅!?(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク
PC版やったときでも、そのあまりの唐突な終わり方&悲劇性にしばらく放心しました。こんな終わり方ありかΣ (゚Д゚;) てな具合に。
おまけに圭一はその五ヵ月後には怪談めいた事を話して死んでしまいますし…。祟殺し編は人知の及ばぬホラー、沙都子の虐待という理不尽さを合わせ、さらには主人公が殺人に及ぶという心理も描いた、当時の自分としてはそれらの要素を初めて味わった作品でして、衝撃を受けました。そして止めの大災害。ちょっと忘れられないです。梨花ちゃんの全裸の惨殺死体も唐突で、訳が分からなくなってきたところに止めになりましたし…。
最後に墓碑銘リストみたいに登場人物がいつ死んだみたいのが羅列されるのですが、それがあまりに無慈悲に無情に人命を奪っていったかが、また強調されて切なくなります。
このうち葛西と詩音だけがみんなより遅れて死んでいるのですが…。それは恐らく……。竜騎士07氏がコミックスの応募による全員応募サービスみたいので明らかになるのでしょうか…。
私個人の想像では、詩音と葛西はあの夜大災害の裏にちょうど遭遇。山狗との戦いに善戦むなしく瀕死の重傷を負い、間一髪で病院に担ぎ込まれるものの、傷が悪化して死亡、というところではないかと。何かその辺りの二次創作とか書いてみたくてしょうがないですw やはり最強のツーマンセルとはいえ、準備もなく恐らく葛西の手持ちの銃や詩音のスタンガンくらいしか武装がない状態で、敵地に偶然潜入し、不意打ちをくらった……みたいな感じだったのではないかと思います。 祟殺し編のシナリオは
80点。社会悪の理不尽さを覚え、最後は怒涛のホラーといっていいか分かりませんが。最後まで油断ならないシナリオだったような。
あと誤植2箇所発見。ノベルゲームはこれが致命傷です。
音楽は以前より回をこなすたびに、合ってるなと思い始めました。
次は一度主人公を変えて、原作どおり暇潰し編に移ろうと思います。
<捕捉>
人形を魅音に与えた状態でも綿流し編に突入してしまいました。でもそれまで圭一が魅音を女の子として意識したり、おもちゃ屋に入る時点で圭一が詩音と魅音を別人だと区別をしたりと、なかなか面白い展開でした。
ところで憑落とし編はどうやったら入れるんだろう…。
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