今回の主人公は圭一ではなく、レナ。いつも能天気なレナが実はその内面に大きな問題を抱えているキャラクターだという事が分かります。
どんな人間にもドラマがあるということですね。
レナの家は実は父子家庭。ところがそこに水商売の女性間宮リナが出入りするようになる。しかも彼女は美人局を生業とするレナの「敵」なのであった…。
今巻の見所は何といっても、蛆虫でしょうね。何のことやらと思われるかもしれませんが、蛆虫です。リアルすぎて怖いし気持ち悪いです。
そしてレナは本名である礼奈と言われ逆上するシーンも、なかなか。流石に「嘘だッ!!!」ほどのインパクトはないのだけど。
漫画版はゲーム版とは細かい違いはあるものの、大まかは同じ。そしてまず最初の惨劇へと読み手をいざないます。
今回はカバー表紙のインパクトがありますね。デザインがいい。ひぐらしのなく頃にシリーズは黒地でしたが、ひぐらしのなく頃に解は白地です。そこに見えそうで見ない絶対領域のレナが鉈を振り翳しています。絵のノリも1年で随分変わったような。より鋭くなった感じです。
さて、巻末にはいつもの原作者の竜騎士07さんの解説が載っているのですが、そのタイトルが「少女とキョウキ」。で、内容はキョウキは凶器、ひいては狂気に通じる…という解説。
そのコンセプトは、自分がひぐらし大賞に応募した「キョウキな僕とキョウキな彼女」そのものでしたw ベースにしたのもこの罪滅し編だったしね。なにげに2番目に気に入っている話ですし。1番はやはりカタルシスの祭囃し編ですが。
今回はリナ殺害のところまで。次巻は最後まで行くのでしょうかね。
そして定例のカバーを外すと……梨花ちゃん、がんば。
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