2006-08-26 Sat 11:55
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昭和58年。戦後の混乱も遥か昔。安保闘争も終わり、まだバブルという時代がやってくる前のまさにひと時の平和、凪のような時代の話。
以下ネタバレ含むレビューです。
昭和53年から昭和58年まで××県鹿骨市雛見沢村で起きた謎の連続怪死事件。ゲームでは現在「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」「目明し編」「罪滅し編」「皆殺し編」「祭囃し編」が発売されています。それぞれ事件の設定は若干違うものの、雛見沢村のお祭り「綿流し」の夜を境に、面白おかしかった日常が激変し、圭一は恐怖、あるいは不可解な事件に巻き込まれていく…という設定。 以上がゲームの設定です。この「暇潰し編」は所謂「ひぐらしのなく頃に」の問題編に当たる最後の話。劇中にそれぞれ登場する四人のメインヒロインの最後の一人である古手梨花にスポットが当たります。 出だしはむせび泣く男性と、生きたまま腹部を開腹され、臓器を引きずり出されて殺された古手梨花の死体のカラーページから入ります。 そう来たかーΣ (゚Д゚;) という展開。もしも問題編をやってない人がいたら相当ショックだとは思いますが…。 時間軸は昭和53年。連続怪死事件の一年前。圭一やレナたちの物語の五年前になりますね。 雛見沢にダム建設を推し進めていた犬飼建設大臣の孫誘拐を受けて、その解決のために雛見沢に向かった警視庁公安部所属の若手刑事赤坂衛を主人公にした物語。彼は内偵を進める先の村雛見沢で、一人の少女と出会う。それが古手梨花だった。 梨花はこの時いくつくらいなのだろうか? 繰り上がりの足し算を暗算でできるのを自慢してるから…頭のいい幼稚園くらいの子と捉えるべきかな? 5歳くらい? 殺された時も10歳とかそれくらいですかね。 そして梨花が見せる予言者めいた一面を見せる。 「東京へ帰れ」「ひどく後悔することになる」というもの。 これが本来の彼女なのか当時は全然分かりませんでしたが。というかわけが分からなかったし、ある種「ひぐらしのなく頃に」が所謂普通の現実的な解釈で解決できないミステリであると分かったとも言えます。 横断歩道の例えのエピソードはきちんと収録されてましたね。結構印象に残ってましたのでよかったと思いました。 そして全編皆勤賞の大石の登場。ここで挿入される麻雀エピソードw ゲーム版でも麻雀のルールを知らない私には( ゚д゚)ポカーン的な感じでしたが、ゲームのあの異常なくらいの過剰演出で、赤坂がすごい雀士だという事は分かりましたwww 竜騎士07氏も好きなんでしょうね…。 ヤクザの代打ちを相手にしてたってwwwwww 今は警官なのにwwwwww 高田馬場のレートを上げたって言ってるから、赤坂は早稲田大出身なのかな? それにしてもこの頃はまだしも、後にその武名を轟かせる赤坂を謝らせる奥さんの雪絵さん…。 彼女がきっとひぐらし最強にして最恐キャラですね(えー 翌日、犬飼建設大臣の孫の財布が雛見沢近くで発見される。すぐに行こうとする赤坂に対し、大石は釘を刺す。 そして知らされる雛見沢の現状。人喰い鬼が棲む村と恐れられた過去。それでも赤坂は刑事としての覚悟と共に、現場へと向かうのであった……。 非常に懐かしい話です。もう暇潰し編をリアルでやっていたのは、2年前の10月くらいですし。 この先の展開はアニメでもされていますが、アニメは端折り過ぎなので、きっとアニメより漫画の方が原作に近く楽しめます。 次巻の発売は12月。発売が待ち遠しいですね。 絵柄も他の四作家さんに比べて、外海良基さんの絵は、きれいというより可愛らしい。そ れで幼女時代の梨花をよく表現してます。時折見せる大人びた一面もそれはそれで(ぉ そして今回もカバーを外すと……吹いたwwwwwwwwwwwwwww
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無害な未来の美人さん――、 と思いきや、いろいろと裏がありそうな “オヤシロさまの生まれ変わり” と称される少女、古手梨花(ふるで・りか)。 その梨花が好きな人、お待ちかねの1冊が出ました。 『ひぐらしのなく頃に』 暇潰し編 (1) 私も梨花好.... …
2006-08-26 Sat 18:55 月の静寂、星の歌
アニメ版ってめちゃめちゃ削られてるやん(;´Д`)原作のこの編をプレイしたのは既にもう一年前になり、アニメで見た内容が脳内で補完されていたのですが…そうだよ、これが暇潰し編だったんだよっ!ダム戦争時の雛 …
2006-08-27 Sun 01:34 万聞は一見に足るやも
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| 根無草の徒然草 |
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