生理が来なくて妊娠してるかもしれないという疑いを持った玲子。最初のセックスでまさか…というありがちな考えナシに突っ走った結果の罰のように降りかかってくる。
玲子の心の叫び。自分の身体に他の生き物がいて、それが大きくなり、自分の身体を変えていく事を「恐怖」だと彼女は括りました。この怖さは男には分からないと。いやこればかりは確かに男の自分には分からないし、かといってどうしようもないのだけど。
玲子のこの反応、つまりは自分が可愛いって事ですね。こういう親は恐らくは「子供の虐待」を引き起こしかねない人間です。何故なら子供を「分身」ではなく「異物」として捉えているからですね。
他の小説やら漫画で見られる「己の命を犠牲にして子を守る親」みたいなキャラクターは現在劇には向かないのでしょうか? 確かに今は真夏に子供を車中に置き去りにしてパチンコ三昧で、子供を熱中症で死なせる親が毎年のようにいて、子供を躾だと言って殺すまで殴る親がいる世の中です。
だからこそ作り物の世界だけでも幸せな家庭なりを求めるのは、間違ってはいないと思う。
で、この作品は子供ができた(結果は勘違いだった)と思った智也と玲子の思いの差が決定的、さらには売り言葉に買い言葉で破局してしまったと、何とも現実的で痛々しい展開に至ってしまったわけです。
基本恋愛にどっちが悪いとかないですが、自分としては智也に同情してしまう(苦笑)
セックスした事も後悔されたどころか、好きだったかどうかも分からないとまで言われると、さすがに傷つくだろうと。むしろここで開き直れる男もまた本当に好きじゃなかったんだと思いますし。
そして次巻で最終巻らしいんだが、「虹玉編」最終巻て描いてある。
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
( Д ) ゚ ゚ …!?
あんですとー!?Σ (゚Д゚;)
都市伝説系でセックスにまつわるもので続くって事ですかね…。エイズ・メアリーとかかな…。この作者の絵柄は好きなので続いてほしいものですが。
それにしてもリアル過ぎて、痛いです…。
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