ミス・マクロス・フロンティアのミランダが主演する映画で端役を手に入れたランカ。
その撮影現場で待っていたのは、撮影協力のS.M.Sの面々とシェリルだった。
演じることが初めてのランカに相談されたアルトは、つい嫌っていたはずの
父親の言葉を口にする。

　

マクロスF(フロンティア) 2 (2008/09/26) 中村悠一遠藤 綾 商品詳細を見る

　ランカの伝説の始まり、という意味のタイトルかな。マクロス・ゼロの映画化の意味合いもあるようですが。今回はEDテロップが映画風に縦スクロールと気合いの入り方が違う。マクロスは毎回いい演出で楽しませてくれるな。本当に今期１、２位を争う傑作だと思います。

　冒頭は映画のワンシーンから。どうやら今回の構成は回想になるわけですが。自分が初出演の映画で赤面するランカ。今回はいつぞやのギャグ回に比べると個々の顔の作画が力入ってること。


　思わざるが花なり、思えば花ならざるき。
　
　頭で演じようとすれば、必ずどこかにウソが残る。考えず、ただひたすらに演じてその役になりきれってことさ。

　ようやく映画出演という機会を手に入れたランカを励ますアルトの言葉。　

　嫌っていた父の言葉でランカを励ます。嫌いな父ではあるけれど、その言っている事に間違いはないとアルトも分かっているんだろうな。それはある意味真理だと思うし。

　でも、電話越しでシェリルの声って…(ノ∀｀)アチャー　絶対に聞こえるように言ってるよ、シェリル。

　引っ込み思案のランカ。このままでいいのだろうか。そして撮影当日にサプライズ。ロケ地にSMSのメンバーと合流。まっさきにアルトを確認する辺り、（・∀・）ﾆﾔﾆﾔせざるを得ない。

　そして、アルトもシェリルの下僕と随行。しかも監督にスカウトされてるしｗ

　三年前に女形として絶賛されていたアルト。SMSの女性クルーたちからも絶賛されている。まだアルトの詳しい家庭の事情は明らかではないけれど、この先明かされるね、きっと。
　
　
　で、スタントなら代わりに引き受けることになったアルト。しかも急遽マオ役に抜擢されたランカとのキスシーン付き。

　戸惑う二人の初々しさに（・∀・）ﾆﾔﾆﾔした。

　しかもランカは自分の歌っていたアイモが映画の曲に使われることに。まさにトントン拍子。

　それにしてもあのヒュドラってのは……人工生物？　どうして人間を襲うようになってしまったんだろう。ランカのピンチにアルトはすぐに駆けつける。今回はアルト×ランカの回だな。お姫様と騎士か。

　前は逆だったのかもしれないが（ぉ

　襲われたランカを助けたブレラ。神出鬼没過ぎるなｗ　宇宙に南の島にと。やはりランカの血縁者なのかな。

　相変わらずキスシーンに対して戸惑うランカ。それを吹っ切らせたのが、そしてある意味アルトへの恋心を意識させたのが、アルトとシェリルのキス。　

　シェリルも昇ってきたランカに警戒心を強めているのか。間違いなくランカが見えるところで、アルトにキスしたりと仲は良くても、アイドルとして恋敵として、しっかりと牽制はしているようです。

　これがランカの背中を押すことになり、ランカは映画のヤマを見事に演じきる。そして一躍スターダムへと。見事なサクセスストーリーだな。

　映画の水中キスのシーンとか、そこに至るまでに30分の間に揺れ動いている男女の心の機微とか、よく描き切ったと思う。EDが終わって、眩しい光に包まれるランカで終わるというのは、これからランカの物語が始まるというのを予感させるな（*´ω｀）

　30分でよくまとまった回でした。ミス・マクロス・フロンティア以上に目立っていたランカのこれからに注目だな。