ナナリーの新総督就任。就任演説で行政特区日本を再び立ち上げる。

　ユフィの影響もあってか、誰も信じようとはしないなか、ルルーシュはゼロの存在意義を喪失していた。

　

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 (2008/08/22) 福山 潤、水島大宙 他 商品詳細を見る

　ナナリーとスザク。かつてはそれが理想と思っていたけど、いざそれが実現すると急激にヘタレてしまうルルーシュ。何というか完璧に見えて、内面脆弱でよく悩む。こういう風が主人公としては完璧すぎて一部の隙もない人間よりは魅力的に映る。


　ルルーシュは、最終的にはカレンの母もかつて使っていたリフレインにまで手を出そうとする始末。本当に追い詰められていたんだな。さらにはカレンに自分を慰めるようまで要求し、拒絶される。なんとなく話の流れとしては読めていたんだけど。

　その後、ロロの説得やさらに、ミレイ、リヴァル、シャーリーの出迎えによって自分を取り戻す。そこにはカレンもスザクもナナリーもいる世界を取り戻す為。

　その頃襲われている黒の騎士団。スザクは怪我から復帰？というか前回大して怪我しているようには見えなかったけど、新しい武装は内臓を傷めるのだろうか？

　そして、セシルの見舞いのサンドイッチが食べたくなくてさっさと逃げ出したな、きっとｗ


　メタンハイドレードが埋蔵されている地域で、爆発を起こし誘爆させてメタンガスを排出させ、艦の浮力を狂わせて転覆させるという作戦。バミューダトライアングルとかの原因とされているもの。

　確か飛行機とかにも影響を与えたと思うのだが、霧散しているとはいえ、スザクやジノのナイトメアは大丈夫なのか？多分完全密閉されているならば問題ないのかもしれないが。

　そして登場するルルーシュ。もうロロも知っていて協力するのね。
　もはやヒトリではない。ルルーシュはゼロとして行政特区日本に賛同を決意するが…。

　時間軸が曖昧なのは今回に始まらないが、ルルーシュはよく最後の場所まで（ヨコスカ近く）10分以下で行けたとは思うが、とりあえず面白いからいいか。そういうこと考えると無粋な気がする。


　今回のルルーシュの心情の独白場面が良く出来ていたと思う。ただこれではルルーシュの描く未来とカレンや扇たち黒の騎士団の面々との未来図は違っている。続きはどうなっていくかは見物ではある。

　ただ暴力を振るっていたブリタニア人やイレブンが許せないという根本的な部分は同じ。でもそれは人種ではなく、その人間のあり方だからなぁ…。



　神楽耶も戻ってきて、賑やかになっていく黒の騎士団。三人官女って確かひとり既婚者なんだよなぁ。暗に誰かが、ゼロの妻であるとでも言いたいのだろうｗ

　でも、男雛には女雛がいるので、それは愛ｚ（ry


　面白くなっては来たが、相変わらず先が読めない展開だな。行政特区日本に参加することになっても、一筋縄ではいかないだろう。続きが楽しみではある。